思ってた映画と全然違った。
映画についての全面的なネタバレあります。
先日TSUTAYAで『IT』を借りて観ました。リメイクされる前のやつです。
観て思ったんですが、パッケージやあらすじを読んで想像してたストーリーと実際のストーリーがだいぶ違うんですね。私はサスペンス・ホラーかなと思ってたんですが実際はSF・ホラーでした。
SF!?
とりあえずまだ『IT』を観ていない皆さんはSF!?と思ったでしょうから、まずは私が予想してたストーリーを簡単に説明しますね。
『IT』(どぶにわとりの予想したストーリー)
とある田舎町に子どもを狙った連続殺人鬼が現れる。彼の名はペニーワイズ。ピエロに扮してターゲットを連れ去り犯行に及んでいた。
主人公は大人だがペニーワイズの邪魔をしたか犯行を目撃したか何かでとりあえずターゲットにされてしまう。迫り来る殺人ピエロの魔の手から逃げる主人公。一方その頃、警察は殺人ピエロの正体をペニーワイズという男に絞っていた……。
なんやかんやでちょっとした詰めの甘さが災いし呆気なく警察に捕まってしまうペニーワイズ。再び町に平和が訪れた。
しかし数年後、ペニーワイズが刑務所から脱走したというニュースを目にするのであった……。(テレビ画面に逮捕当時のペニーワイズの不気味な笑みが映り終了)
ホラーってすんなり終わるタイプのものをあまり見かけないので、またあの恐怖が…!?みたいな終わり方をするんじゃないかなと思ってました。
『IT』(実際のストーリー)
1990年、とある田舎町で子どもを狙った連続殺人事件が起きる。昔退治しそこなったペニーワイズの仕業だと知った主人公たちは30年ぶりに再会し、ペニーワイズの潜む下水道へ行く。そこで目にしたものは腹がはちゃめちゃに光る巨大な地球外生命体であった。なんとかして地球外生命体を倒した主人公たちはそれぞれの家路につく。主人公の妻は地球外生命体のやばい光に当たって植物状態になっていたが、ペニーワイズから逃げきった思い出の自転車に乗せて高速で坂を下ったら正気に戻ったのでハッピーエンド。
地球外生命体!?
だいぶ端折りましたが大体こんな感じです。
まさか地球外生命体が出てくるとは思わなくないですか?
ペニーワイズって結局何?思春期の不安定な子どもたちが抱く不安や恐怖の具現化?と思ったんですが映画の考察ブログを読んでみたらどうやらペニーワイズと地球外生命体は同一(?)っぽくて、概念とかではなくガチで下水道に住んでて子どもたちだけに見える・倒せるっていう設定だったみたいです。
なるほど〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!(?)
すみません本当によくわからないです、謎が多すぎて。
きっと原作はもう、色んな要素がパンッパンに詰まってて読み応えがあるんだろうなと思いました。原作読みます。
映画も面白かったんですけど怖さ的にはそれほどでも、なんというか頭が追いついていかないので怖さを感じる隙がなかったです。
あ、主人公の弟がペニーワイズに誘い込まれるシーンは怖かったです。ペニーワイズ役の方が表情とか話し方とかとても上手で、ピエロ恐怖症になるかと思いました。
『IT』のリメイク版もいつか観たいと思います!前後編合わせて!